17.2.12

EYE OPENING



" EYE OPENING "

何故目なのか?いそがしそうに瞬きをする目。モノクロームのこの目は、落ち着きがなく絶えず周りの状況を伺っている。ではなぜ?その答えは、今日のインターネットにあると言えます。なぜならば、コンピューターのモニターは常に何千、何万という人の目によって見つめられ、ユーザーに必要な情報を提供している訳です。又、オンラインでのコミュニケーションや、ショッピングに至迄、今日の発明品は私達の生活に多大なる影響を与えていると言えるでしょう。

元来、人と人は目を見て相手に意思を伝え、コミュニケーションして来ました。しかし最近では、そういったシーンが生活の中から少なくなり、人間の視線はスマートフォンやパソコン等により多くの時間を支配されるようになりました。無論それらを使うこと自体に問題があるとは思いませんが、スマートフォンを使用しながら道路を歩き、車に引かれそうになった人達を何十人と見ています。

また最近、某有名な海外のセレクトショップが弊社の著作権がある写真を無断で使用するという事実も発覚いたしました。非常に残念
で悲しい事だと思います。

オープニングで使用されている目の動画は、それらの事に対してのアテンションであり、またモニターをいつも見る側が、見られる側
になるというユニークさを持ち合わせています。

EYE OPENING MOVIEを観る

text & photo © Masahiro Tsunoda 2012 Jan

16.2.12

INTERFERENCES



INTERFERENCES BY LUCA LAURINI (干渉)OPENING FEB,2012

LABEL UNDER CONSTRUCTIONのデザイナーとして知られるLUCA LAURINIの単独展示会”干渉 ”がリフト・ギャラリーにて開催されています。この個展はパリで開催された後、ホームのイタリアで開催、その後、満を持してようやくこの東京での開催が決定しました。クリエーターが編みの中に込めたメッセージは空間を通じ、見る者に無言のメッセージを放つ。そのメッセージと対話するように、自然とその世界観の時の中で揺れる。それは安堵と刺激が同時に発生するような独自の世界観である。感性を研ぎすませると言う事は、自己の感覚に無邪気になる事であり、先入観という自己支配から解放されるべきである。LUCA LAURINIの仕事は日常に潜むmythを視覚的観点を用い作品とした。ユーモアとシュールは時として共存する場所を必要とするのであろう。

詳しくはこちらから→
TEXT,PHOTO © MASAHIRO TSUNODA 2012,FEB

Lift ecru installation



Installation at Lift ecru opening February,2012

郷愁と未来、一見相見えない世界、しかしそこには”快適”と”楽しさ”が交差する独自の世界が繰り広げられる。

古い回転木馬は今迄に何千人と乗せて来たのであろう。そしてそのつど楽しい笑い声と、夢を運んで来たという事が容易に想像出来る。郷愁の中の楽しい思いで。今回のインスタレーションはそういった”空気”を鏡の中に綴じ込め、そこに映り込むもの
を”絵”として物語に取り込む参加型のインスタレーションとした。それは違う時間と、場所からやって来た物質同士がシンクロし、
静止する空間に動きを与える。それは演出的な発想から来たものではなく偶発的に起こる” happening “ なのである。

LIFT ECRU | 東京都渋谷区代官山町17-5 #201 電話|03−5459−0635 E-MAIL: ecru@lift-net.co.jp
admission free | 月曜〜日曜日 open | 11: 00 - 20 : 00

*インスタレーションのみをご覧になる方は19:30が最終のエントリーとなります。

TEXT,PHOTO © MASAHIRO TSUNODA 2012,FEB

11.2.12

DANILE ANDRESEN










Daniel Andresen exhibition at Lift
リフトギャラリー、リフトアトリエにて行われたダニエル・アンドレセンの個展の模様です。