13.2.15

アンチ大衆化

ファッションの行く場所

昨今のトレンドは、ライフスタイルの延長戦上にあるファッションという思考が前にも増して幅を利かせているように見受けられる。もちろんそれが駄目という事ではない。ただ疑問を感じる点は、ファッションが必要以上にライフ化する事や、ファッションを専門でやってきたお店が専門外のジャンルを扱う事で、ライフシーンへの新たなアプローチは可能だと思われるが、それによりクリエーティブな発信が弱くなるのではないかと懸念される。デザイナーが作り出す世界は、本来ならオリジナリティーに溢れ、独自のプレゼンスを放ち、けして大衆化してはいけない。大衆化する事でクリテーティビティーは退化していくのではないかと危惧を抱く。

リフトでは”アンチ大衆化”をモットーに、前衛的でイノベーティブなデザイナーが作り出す世界を店を通じてサポートします。ものによっては商品完成までに多大な時間が必要なものもあります。もちろん時間が掛かることが良いことではありませんが、素晴らしい作品(デベロップメント)は、とても精密で複雑かつ、初めての製法により制作されるケースが大半です。そういった常識外のところから生み出されるものに”光をあてる”発想を輝かせるという作業は結果的に”アンチ大衆化”という事になる訳です。

燃えるロッキングチェアーは、そういった意思のあらわれ、象徴です。

16.1.15


m.a+の部屋

リフト・エタージュに出現したm.a+の部屋は、デバインプロポーションが手刺繍により施され、黄金比によるアイテムやレザーのアイテムが、その上に立ち並ぶ。天井からはサークルハンガーに身を任せた、アビエタージャケットやオーバーコートが姿を表す。

6.1.15


HAPPY NEW YEAR 2015!

6.10.14

AVANT TOI & GIORGIO BRATO


AVANOT TOI & GIORGIO BRATO

AVANOT TOIが今年で20周年を迎えた。ミラノで盛大なアニバーサリーイベントを行い、パリではGIRGIO BRATOと共同でパリコレの最中に、ストリートバンドを迎えアニバーサリーパフォーマンスを行った。空からは祝福のペニーの雨が降り、近所住民のちょっと痛い歓迎を受けたが、アールヌーボから飛び出て来たような ご夫人は、おかまいなしに踊り続ける。バンドが奏でる音楽は、人々を時代と文化の狭間に迷い込ませる。決して上手いとは言えないが、心地よい脱落感とカオティックなアプローチは、招待客に自由な時間を提供した。

19.9.14

自由への入り口 2014AW outer style


いよいよ本格的に秋の気配を感じる季節になって来ました。リフトでは、ライダーシックをテーマに機能性とファッション性を兼ね合わせた、ベストなアウターウエアーをご紹介させて頂きます。バイクを自由の象徴として捉え、そこにファッションによる自己主張を行う。ライフとホビーを結びつけ、そこに自己のスタイルを見出す。そんな服とのかかわり合いを楽しみたい。詳しい記事はこちら→

5.9.14

Layer-0の世界


Layer-0のアレッシオによる小さな個展がリフト・エクリュで開催されている。氏の仕事の象徴ともいえる作品、原革からその作品に必要なパーツと切り抜いたものに、ファブリウックにより、そのフォルムを協調したものである。コードバンに残された、その足取りは、第二の人生を迎える如く、自己主張をし、プロダクトとなって形成される。2Dから3Dへと変身を遂げたそのプロダクト達は、個々の意思を主張し出す事となる。

4.9.14

taichimurakamiの服


taichimurakamiの服

taichimurakamiの服創りを紐解くべく、10の質問を試みた。その答えの中に見えてくるビジョンや価値観は、とてもストレートで、物創りの根本がよどみなく垣間見れた気がした。

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