10.3.12

LABEL UNDER CONSTRUCTIONの表現


LABEL UNDER CONSTRUCTIONの表現
素材に究極を求める作り手LUCA LAURINI の仕事は、素材に物語を、フォルムに命を注ぎ込む。着用者はそのメッセージを肌で感じ、視覚で楽しむ。そうして作品と着用者の間に、無言のままのコミュニケーションが誕生する。服を服として見るのか?それとも作品として見るのか?答えは両方なのであろう。ただ物を作るにはフレームが必要である。絵で言えば解り易い。それを服にするとサイズであり、フィッティングの許容範囲をさすであろう。ただそれは言い換えれば、着用上の伝統であって、クリエーションの発想そのものが全てフレーム内に収まるといいうものではないはずである。発想に於いてどこからが始まりでどこが終着点なのか、その答えは未来のみが知っている。

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文、写真:角田正弘 photo,text ©Masahiro Tsunoda 2012March.